林業就職記@西日本

実体験を元に、林業について

私が林業に就職するまで

 

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だいぶ間が空いてしまいましたが、元気に林業しております。最近は作業がしやすい気温になってきましたね。

さて、今回は私が実際に林業に就職するまでについて経験を元に書いて行きたいと思います。これから就職・転職を考えている方に役立てることができればと思っています。

 

 

私が林業に転職するまで

 

私は前職はメーカーでの営業職でしたが、辞めてから本気で林業事業体を探し始めました。ではどうやって探して、実際に就職したのか。

 

  1. ネットハローワークで情報収集
  2. 各県で行われる森林の仕事ガイダンスに参加する
  3. 気になった事業体を個別訪問

 

私は1〜3まで順番に行っていきました。

 

ネット上に林業関係者のブログもちょこちょこ見るようになりましたね、私もその一人ですが。ただ、あまり数が多くはないのと、匿名でやっている場合は就職に直接繋がりにくいこと。ただ、林業のことについては詳しくなる印象です。そもそも事業体自身のサイトもあまりないのでネット上での情報収集は難しいです。「林業 年収」で検索すると面白いものが出てくるので、それでもなお林業をしたいと思うかご自分で判断されてください。

ハローワークには探せば林業の求人が結構あります。その中で自分の条件や要望に合うところを探して、良いところがあれば申し込んで見ましょう。条件は事業体によってホントにまちまちなので、比較検討することが重要です。また、日給や月給に幅がある場合、経験無しの場合は多くの所で最も安い金額でのスタートだと考えた方が無難です。以前、優良事業体として全国規模の大会で表彰されている事業体の雇用条件を見たことがありますが、平均よりも少し良いかなと感じた程度でした。

 

  • 各県で行われる森林の仕事ガイダンスに参加する

県ごとに行われる森林の仕事ガイダンスという、林業に関する事業体が集まって説明会をするというイベントがあります 。(森林の仕事ガイダンス|「緑の雇用 RINGYOU.NET」  エリアガイダンスに各県の予定があります) そこには事業体はもちろん、県の担当者や林業雇用機関の担当者など多くの人が集まります。そこで根掘り葉掘り聞いてみましょう。事業体はもちろんなんですが、1番のオススメは林業雇用に関する機関のおっちゃん、おじいちゃんです。この人達は、林業の労働力確保の為に来ているので真剣にそして、ざっくばらんに話しをしてくれます。人によりますが、変な事業体を避けて、比較的まともな事業体を紹介してくれると感じています。就職しても辞めてもらったら困るからか、参加事業体の内部(良い、悪い所)についても話してくれました。また、緑の雇用生がいたらみなさんの力になってくれると思うので様々な聞きたいことをきいてみられてください。

 

  • 気になった事業体を個別訪問

私の場合、就職したい地方は決まっていましたが、具体的な県は決まっていませんでした。なので、周辺4県のガイダンスに参加して来ました。その中で、これは!と思う事業体があったので、後日訪問して、雰囲気などを確認しました。その後、入りたいという自分の意志を伝えて面接等を経て入社、今に至ります。

 

 

ふりかえると

ネット上に情報が無いので、自分から行動するしかなかったというのが当時の心境でした。ガイダンスに行くと場所によっては仕事で使用する道具の展示や現場仕事をビデオで見せてくれるところもありました。仕事に対するイメージが膨らみますが、良いところばかりがクローズアップされているし、当たり前ですが悪いところはあまり喋りたがりません。

私は良いところと悪いところを知った上で林業に入ってもらいたいと考えています。

また、森林の仕事ガイダンスは東京、大阪で年1回大規模に行われていて、そこではいつも大盛況だと耳にします。林業に就職・転職を考えている方はぜひ行ってもらい見て聞いて、色々な方と話してもらえればと思います。